当院の特色

間質性肺炎・肺線維症センター 

間質性肺炎ハンドブック
ダウンロード

1.間質性肺炎・肺線維症センター紹介

 間質性肺炎は100を超える原因があるといわれていますが、中でも特発性肺線維症 (IPF)は本邦では特定疾患に指定されている難病であるため、専門医による適切な診断と治療が求められます。しかしながら、そのような専門性の高い病院・施設および医師は、大都市部に集中しているため、地方医療においてより専門性の高い診療提供は困難を極めます。そのため、開業医や総合病院の専門外の先生方が、間質性肺炎診療に携わらなければならないのが現状です。そこで2018年1月より、福島県初の間質性肺炎・肺線維症センターを開設し、福島県立医科大学(呼吸器内科)と連携を取りつつ、大学の水準と同等の医療を提供できるように日々努めています。特にセンター化することにより、間質性肺炎患者さんが入院精査あるいは治療を受ける際に、スタッフが共通の認識のもと無駄なく適切な診療に当たれるようになり、一番の成果と感じております。


2.間質性肺炎とは?

 肺は空気の通り道である気道とガス交換(血液に酸素を取り込む一方で,二酸化炭素を放出する)を行う肺胞から成っていて、肺胞の中を実質、肺胞の壁を間質と呼んでいます。間質性肺炎は、原因不明(医学的には特発性と呼ぶ)あるいは100種類を超えるさまざまな原因から肺の間質が厚く硬くなり(線維化)、ガス交換(酸素を取り込み,二酸化炭素を排出する)がうまくできなくなる病気です(図1)。間質性肺炎の危険因子として、加齢と喫煙、遺伝的素因が挙げられますが、その他、原因が明らかなものとして、関節に炎症が生じて変形が起こる関節リウマチや特徴的な皮膚症状と筋肉痛を主症状とする多発筋炎・皮膚筋炎などの膠原病(自己免疫性疾患)、抗癌薬、漢方薬、消炎鎮痛薬などのアレルギー反応による薬剤性、ほこりやカビ・鳥の分泌物・羽毛などを慢性的に吸入することによりアレルギー反応が生じ引き起こされる過敏性肺炎、職業上、アスベストやシリカなどの粉塵を吸入することにより生じるじん肺、放射線照射やサルコイドーシスといった肉芽腫性疾患でも見られます。一方、原因を特定できない間質性肺炎は「特発性間質性肺炎」と呼ばれており、現在、6つの主要な特発性間質性肺炎、2つの稀な特発性間質性肺炎、分類不能の特発性間質性肺炎の9型に分類され、患者さんの約半数は「特発性肺線維症idiopathic pulmonary fibrosis; IPF」と診断されます。

図1

3.間質性肺炎を疑うポイント

 初診時の詳細な問診に加えて、胸部画像所見の特徴や経時的な画像所見の推移は、鑑別診断および治療介入のタイミング等を知る上で大変有用な情報となります。そこで、当センターでは、外来診察前の待ち時間を利用して、患者さんにオリジナルの問診票(図2)の記載をお願いしています。

図2

 また、ご紹介先の病院、先生方には過去の胸部レントゲン写真やCTを送っていただくようにお願いをさせてもらっています。一般に間質性肺炎を疑うポイントとして、乾いた咳(空咳)や坂道や階段、平地歩行中や入浴・排便などの日常生活の動作の中で感じる息切れ(労作時呼吸困難)などの呼吸器症状、胸部聴診上、特に背下部で吸気終末時の捻髪音 (fine crackles)を聴取、ばち指の存在(図3)などが認められ、胸部CTでは蜂巣肺と呼ばれるような典型的な輪状陰影が肺底部の胸膜下優位に分布し、進行とともに肺の容積は減少します(図4)。呼吸機能検査では、肺活量の低下、酸素を取り込む能力の低下、労作時の低酸素状態などが挙げられます。

図3 図4

4.専門外来へ紹介するタイミング

 間質性肺炎が疑われた場合は、まずその中でも頻度が最も高く、治療抵抗性で予後不良であるIPFを鑑別することが重要となります。また、最終診断の精度を高めるには、間質性肺炎の診断に精通した臨床医、放射線画像診断医、病理医による集学的検討が重要とされている点や、間質性肺炎の進行が予測できないだけでなく、時に急速に悪化し致死的な状況に至ることもあります(図5)。したがって、上記のような自・他覚所見、検査所見が認められた際は、できるだけ速やかに専門医に相談、紹介するべきです。

図5

5.間質性肺炎の診断と治療

 先にも触れたように、間質性肺炎が疑われた場合は、予後の点および治療内容を決定する上でもIPF(特発性肺線維症)とそれ以外の間質性肺炎を鑑別することが重要なポイントです。 IPFに対しては、現在、ステロイド,免疫抑制剤は推奨されておらず、抗線維化剤であるニンテダニブ(オフェブ®),ピルフェニドン(ピレスパ®)が第一選択薬です。診断していく過程で、適応と必要性が高い場合は、外科的肺生検(胸腔鏡下肺生検)を行うこともあります。
 明らかな自覚症状もなく無治療の安定期の間質性肺炎の患者では、3〜6ヶ月毎の経過観察とします。但し、薬物治療及び在宅酸素療法が必要な間質性肺炎患者においては、原則1〜2ヶ月毎の外来受診が必要であり、上述の無治療経過観察の患者と共に6ヶ月毎の重度評価(表1)、効果判定を行うべきです。6ヶ月の経過観察中に5〜10%以上のFVC量の低下を認めた場合は、積極的な治療が必要と考えます。本邦では、IPFの難病医療助成制度により認定基準を満たせば、高価な抗線維化薬を使用する際も高額医療費の軽減が可能になります。一方、非薬物療法として、酸素療法、呼吸リハビリテーションも適応患者に導入するべきと考えられます。

表1

6.当センターの特色

 間質性肺炎が疑われた場合は、予後の点および治療内容を決定する上でもIPF(間質性肺炎)とそれ以外の間質性肺炎を鑑別することが必要で、中でも問診は最も重要なポイントとなります。先にも説明した通り当センターでは外来診察前に専用の問診票の記入をしてもらっています。
 また、該当患者には3泊4日の入院をお願いし、迅速かつ詳細な間質性肺炎の精査を行っています。

 診断していく過程で、適応と必要性が高い場合は、外科的肺生検(胸腔鏡下肺生検)を行うこともあり、実際、当センターでは、この6年間で約200名の患者に間質性肺炎の診断目的で外科的肺生検を受けていただきました。さらに最終診断は、間質性肺炎を専門とする臨床・病理・放射線科医による総合的判断 (multidisciplinary discussion; MDD)が必要とされており、定期的に施設外の専門の先生方を招聘して、院内でMDDを実施しています。
 治療においては、特にIPFと診断された場合、重症例はもとより、これまでの研究で予後不良例と考えられる比較的軽症例においても抗線維化剤であるニンテダニブ(オフェブ®)、ピルフェニドン(ピレスパ®)を積極的に導入しています。また、リハビリテーション科との密な連携を取りながら、酸素療法、呼吸リハビリテーションも適応患者に併用しています。

 膠原病や肺高血圧症の合併が疑われる患者は、近隣の総合病院の膠原病内科および循環器内科に紹介し、診察および検査(右心カテーテル検査)を迅速に対応していただいています。このように同一施設内で不可能な診療も、それぞれの特色を持った郡山市内の基幹病院との連携をとることにより、当センターでも間質性肺炎診療を可能に致しました。
 2020年10月より非がん患者の緩和ケア病床を開設し、間質性肺炎患者の終末期に対しても積極的な緩和ケアを導入しています。


7.当センターの実績

 坪井病院赴任後に行った市民公開講座や郡山市内外での講演会、近隣病院への当センター開設のご案内など、多くの方々のご協力により現在、週に5名程度の新規の間質性肺炎患者をご紹介していただけるようになりました。その結果、2017年5月から2023年3月までに郡山市内外から915名の間質性肺炎の新規患者が当センターに来院されました。疾患別内訳としては、特発性肺線維症患者が約50%と最も多く、リウマチ、膠原病に合併した間質性肺炎なども紹介されています(図7)。最近では、重症新型コロナ肺炎後の肺障害の患者も紹介されています。

図7

 本邦では、特発性肺線維症の難病医療費助成制度により認定基準を満たせば、高価な抗線維化薬を使用する際も高額医療費の軽減が可能となるため、積極的な申請を行っており、現在までに約350名の患者が指定難病を受けています。また、紹介元エリア別では、郡山市内が約半数を占めるものの、市外あるいは県外からも多くの患者を紹介していただいております(図8)。

図8
図8

 この場をお借りして感謝申し上げるとともに、その責務の大きさを感じており身の引き締まる思いで日々の臨床を行っております。
 間質性肺炎の診療は、リスクとベネフィットを考慮した個別化医療(テーラーメイド医療)が必要不可欠であるため、より専門性の高い知識と豊富な経験が求められます。今後も当センターでは、間質性肺炎患者に適切な診断と治療が提供できるように努力してまいります。


8.スタッフの紹介

 間質性肺炎・肺線維症センターは医師3名、看護師9名、理学療法士3名、作業療法士1名、薬剤師2名、臨床検査技師1名、ソーシャルワーカー2名、管理栄養士1名、歯科衛生士1名から構成されており、当院では間質性肺炎患者さんが精査あるいは治療目的で入院されると、各部署の専任担当者を中心に一連の業務に当たり、迅速かつ適切な診療を可能にしています。

副院長兼呼吸器科部長兼
間質性肺炎・肺線維症センター長
杉野 圭史
呼吸器内科 医長 小野 紘貴
呼吸器内科 医員 齋藤 美加子
看護師 遠田 典子、熊谷 幸枝、佐藤 望、三浦 美咲、大槻 彩花、中島 美穂、阿部 和也、遠藤 央基、平栗 裕太
理学療法士 八木田 裕治、馬上 修一、恩田 文奈
作業療法士 須藤 美和
薬剤師 関根 悠、築地 洸大
臨床検査技師 川田 直樹
ソーシャルワーカー 星 美加、池田 聖香
管理栄養士 古川 紗香
歯科衛生士 宗方 まどか

9.担当医師紹介

杉野 圭史
履歴:
1999年3月  東邦大学医学部医学科卒業後,同付属大森病院にて研修
2004年10月  国家公務員共済組合連合会虎の門病院呼吸器内科に出向
2007年4月  東邦大学大学院医学研究科博士課程入学
2011年3月  東邦大学大学院医学研究科博士課程修了,博士(医学)(東邦大学甲第417号)
2011年4月  東邦大学医学部医学科助教(内科学講座呼吸器内科学分野)
2013年4月  東邦大学医学部医学科講師(内科学講座呼吸器内科学分野)
同年より,イギリス(ロンドン)ロイヤルブロンプトン病院放射線科に留学
2014年4月  東邦大学医学部医学科講師(内科学講座呼吸器内科学分野)
2017年4月  一般財団法人慈山会医学研究所付属 坪井病院
2018年1月  同 間質性肺炎・肺線維症センター長
2019年7月  同 呼吸器科部長
2020年7月  同 副院長
2023年4月  同 院長補佐

所属学会:日本内科学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会、日本感染症学会、日本肺癌学会、日本緩和医療学会
American Thoracic Society;ATS、European Respiratory Society;ERS、
Asian Thoracic Society of Respirology;APSR

資格: 日本内科学会認定内科認定医・専門医・指導医、日本呼吸器学会呼吸器内科専門医・指導医・代議員、
気管支鏡専門医、日本感染症学会専門医、
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会評議員、
難病性疾患政策研究事業びまん性肺疾患に関する調査研究班(須田班)研究協力者
インフェクションコントロールドクター(ICD)
がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了


10..当センターの業績

2017年


2018年


2019年


2020年


2021年


2022年

【論文】

  • 1. 清水宏繁,杉野圭史,佐野 剛,渋谷和俊,植草利公,本間 栄:関節リウマチの治療中に,間質性肺炎の発症を契機に抗PL-12抗体陽性間質性肺炎と診断した1例.日本呼吸器内視鏡学会雑誌 44: 64-68, 2022.
  • 2. Sugino K, Ono H, Saito M, Igarashi S, Kurosaki A, Tsuboi E: Immunoglobulin G4-positive interstitial pneumonia associated with pleuroparenchymal fibroelastosis. Respirol Case Rep. 2022.
  • 3. 杉野圭史:間質性肺炎診療における適切な診断と早期治療介入の重要性.日本呼吸ケア・リハビリテーション学会雑誌30: p190-194, 2022.
  • 4. Sugino K, Ono H, Igarashi S, Tsuboi E: Diffuse pulmonary ossification in early-stage idiopathic pulmonary fibrosis. BMJ case reports, 2022.
  • 5. Yasuhito Suzuki1, Yoko Shibata1, Hiroyuki Minemura1, Takefumi Nikaido1,2, Yoshinori Tanino1, Atsuro Fukuhara1,9, Ryuzo Kanno3, Hiroyuki Saito4, Shuzo Suzuki4, Taeko Ishii5, Yayoi Inokoshi5, Eiichiro Sando6, Hirofumi Sakuma7, Tatsuho Kobayashi8, Hiroaki Kume9, Masahiro Kamimoto10, Hideko Aoki11, Akira Takama12, Takamichi Kamiyama13, Masaru Nakayama14, Kiyoshi Saito15, Koichi Tanigawa16, Masahiko Sato17, Toshiyuki Kanbe18, Norio Kanzaki19, Teruhisa Azuma20, Keiji Sakamoto21, Yuichi Nakamura21, Hiroshi Ohtani22, Mitsuru Waragai23, Shinsaku Maeda24, Tokiya Ishida25, Keishi Sugino26, Yasuhiko Tsukada27, Ryuki Yamada1, Riko Sato1, Takumi Onuma1, Hikaru Tomita1, Mikako Saito1, Natsumi Watanabe1, Mami Rikimaru1, Takaya Kawamata1, Takashi Umeda1, Julia Morimoto1, Ryuichi Togawa1, Yuki Sato1, Junpei Saito1, Kenya Kanazawa1, Ken Iseki: Real-world clinical outcomes of treatment with casirivimab-imdevimab among patients with mild-to-moderate coronavirus disease 2019 during the Delta variant pandemic. Int J Med Sci 2022; 19 (5): p834-841.
  • 6. Otsuka H, Sano A, Azuma Y, Sakai T, Koezuka S, Sugino K, Sakamoto S, Tochigi N, Homma S, Iyoda A: Surgical lung biopsy for interstitial lung diseases-a single center study of 129 patients. J Thorac Dis, 2022.
  • 7. Sugino K, Ono H, Saito M, Ando M, Tsuboi E: Coronavirus disease 2019 vaccination-induced acute exacerbation in idiopathic pulmonary fibrosis. Respirol Case Rep. 2022.
  • 8. Sugino K, Ono H, Ando M, Kobayashi M, Igarashi S, Tsuboi E: Multiple endotracheal metastases of combined small cell lung carcinoma. Respirol Case Rep. 2022.
  • 9. 渡邉菜摘,杉野圭史,小野紘貴,安藤真弘,原口秀司,小林美穂,五十嵐誠治,坪井永保:気道出血に対する姑息的手術と薬物療法により救命し得たBRAF陽性肺腺癌の1例.肺癌 62: 429-432, 2022.


【著書】

  • 1. 杉野圭史:【高齢者診療Up To Date】 特発性肺線維症の特徴と診療の実際 新薬と臨床 71: p58-63, 2022.
  • 2. 杉野圭史:【呼吸器診断マスター 病歴,身体所見,画像所見でここを見る】 特発性間質性肺炎―特発性肺線維症(IPF)にfocusして 呼吸器ジャーナル 70: p488-97, 2022.
  • 3. 杉野圭史:非腫瘍性疾患病理アトラス 肺 III. 気管・気管支・細気管支,3 閉塞性細気管支炎 (BO/BBO)―濾胞性細気管支炎を含む.文光堂,東京,2022


【学会・研究会】

  • 1. 〇杉野圭史,小野紘貴,齋藤美加子,安藤真弘,坪井永保:特発性肺線維症に対する抗線維化薬切り替えの意義.第62回日本呼吸器学会総会,東京,2022, 4
  • 2. 〇小野紘貴,杉野圭史,齋藤美加子,安藤真弘,五十嵐 誠治, 原口秀司, 黒ア敦子, 蛇澤 晶,坪井永保:当院のMDDで診断された特発性分類不能型間質性肺炎の検討.第62回日本呼吸器学会総会,東京,2022, 4
  • 3. ○八木田裕治,杉野圭史,須藤美和,馬上修一,齋藤美加子,小野紘貴,坪井永保:IPF急性増悪患者に対するHFNC導入下で呼吸リハ実施の有効性.第62回日本呼吸器学会総会,東京,2022, 4
  • 4. ○佐々木貴義,杉野圭史,馬上修一,齋藤美加子,小野紘貴,坪井永保:非がん緩和ケアチームでのリハビリテーションの取り組み.第62回日本呼吸器学会総会,東京,2022, 4
  • 5. ○馬上修一,杉野圭史,須藤美和,齋藤美加子,小野紘貴,坪井永保:上葉優位型肺線維症患者における呼吸リハビリテーションの有効性.第62回日本呼吸器学会総会,東京,2022, 4
  • 6. 〇齋藤美加子,杉野圭史,小野紘貴,安藤真弘,原口秀司,小林美穂,五十嵐 誠治,坪井永保:重症COVID-19肺炎後の肺障害に対するステロイド継続投与の有効性.第62回日本呼吸器学会総会,東京,2022, 4
  • 7. ○馬上修一,杉野圭史,本内勇斗,須藤美和,八木田裕治,佐々木貴義,齋藤美加子,小野紘貴,坪井永保:上葉優位型肺線維症患者における呼吸リハビリテーションの有効性,第8回日本呼吸理学療法学会学術大会,WEB,2022,9
  • 8. ○須藤美和,杉野圭史 ,本内勇斗,馬上修一,八木田裕治,佐々木貴義,小野紘貴,坪井永保:胸水貯留を繰り返し酸素流量の決定と不安感軽減に難渋した肺癌を合併した気腫合併肺線維症の1例,第56回日本作業療法学会,WEB,2022,9
  • 9. ◯小野紘貴,杉野圭史,安藤真弘, 原口秀司, 五十嵐誠治, 黒ア敦子,蛇澤 晶,坪井永保:気管支喘息を合併した全身性サルコイドーシスの1VATS例.第115回日本呼吸器学会東北地方会,Web開催,2022, 9
  • 10. 〇馬上修一,杉野圭史,本内勇斗,須藤美和,八木田裕治,佐々木貴義,齋藤美加子,小野紘貴,坪井永保:上葉優位型肺線維症患者における呼吸リハビリテーションの有効性,第8回日本呼吸理学療法学会学術大会,WEB,2022,9
  • 11. 〇八木田裕治,杉野圭史,須藤美和,佐々木貴義,齋藤美加子,小野紘貴,坪井永保:重度COVID-19肺炎後に高度の呼吸不全を伴った間質性肺炎を合併した患者に対して包括的リハビリテーションの実施により自宅退院を可能とした1例,第40回東北理学療法学術大会,WEB,2022,9
  • 12. 〇馬上修一,杉野圭史,須藤美和,佐々木貴義,齋藤美加子,小野紘貴,坪井永保:自宅退院を可能とした重症COVID-19肺炎後に特発性肺線維症の急性増悪を合併した1例,第40回東北理学療法学術大会,WEB,2022,9
  • 13. ◯小野紘貴,杉野圭史,安藤真弘, 原口秀司, 五十嵐誠治, 黒ア敦子,蛇澤 晶,坪井永保:当院における慢性過敏性肺炎のMDD診断の現状と課題.第2回日本びまん性肺疾患研究会,東京,2022, 10
  • 14. 〇本内勇斗,杉野圭史,馬上修一,佐々木貴義,小野紘貴,坪井永保:肺移植待機中の特発性肺線維症患者が多職種とのアプローチによって身体機能が向上し自宅退院を可能とした1例,第21回福島県理学療法学術大会(ハイブリッド開催),いわき,2022,10
  • 15. 〇松田夏実,杉野圭史,馬上修一,佐々木貴義,小野紘貴,坪井永保:著明な低酸素血症を呈するCOPD終末期患者のACPの理念に従い多職種連携にて自宅退院を可能とした1例,第21回福島県理学療法学術大会(ハイブリッド開催),いわき,2022,10
  • 16. ◯小野紘貴,杉野圭史,安藤真弘, 原口秀司, 五十嵐誠治, 黒ア敦子,蛇澤 晶,坪井永保:気管支喘息を合併した全身性サルコイドーシスの1VATS例.第42回日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会,長野,2022, 10
  • 17. ○八木田裕治,杉野圭史,須藤美和,馬上修一,齋藤美加子,小野紘貴,坪井永保:重度COVID-19肺炎後に高度の呼吸不全を伴った間質性肺炎を合併した患者に対して包括的リハビリテーションの実施により自宅退院を可能とした1例.第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会,千葉,2022,11
  • 18. ○馬上修一,杉野圭史,須藤美和,佐々木貴義,小野紘貴,坪井永保:PPFE及びIPF患者における身体機能の比較検討.第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会,千葉,2022,11


【講演会・座長】

  • 1. 特別講演『進行線維化を伴う間質性肺疾患における診断のポイントとニンテダニブ導入のタイミング』2022年4月8日:ILD Academy in 板橋
  • 2. 2022年4月23日:第62回日本呼吸器学会学術講演会 ポスター発表座長
  • 3. 特別講演『膠原病合併間質性肺炎患者に対するニンテダニブ導入のタイミングとポイント−呼吸器内科の立場から−』2022年5月24日:PF-ILD Web Seminar 2022
  • 4. 日本医師会生涯教育講座長野地区学術Web講演会『PF−ILD診療の早期診断・早期治療の重要性―オフェブ治療介入のポイント』2022年6月6日:PF-ILD Web conference
  • 5. 特別講演『IPFの診断・ガイドライン』2022年7月24日:IPF Seminar for Freshers Web
  • 6. 2022年6月10日:Severe Asthma Conference (Web) 座長
  • 7. 特別講演『間質性肺炎における問診の重要性と診断のポイント』2022年6月18日:日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 甲信越支部 第7回学術集会 ランチョンセミナー
  • 8. 特別講演『IPF診療における抗線維化薬による早期治療と切り替えの意義』2022年6月20日:IPF Expert WEB
  • 9. 特別講演『最新のCOPD治療戦略〜一般外来に潜む呼吸器疾患治療の注意点〜』2022年6月27日:いわき市呼吸器疾患を学ぶ会
  • 10. 2022年6月29日:Tocilizumab×SARS-CoV-2 セミナーin福島 (Web) 司会
  • 11. 特別講演『多職種連携で「診切る」間質性肺疾患の診療〜早期診断・治療介入のために〜』2022年6月30日:National Expert Web Symposium
  • 12. 特別講演『肺癌で注意すべき肺障害とその対応のポイント』2022年7月6日:Lung Cancer Webinar in Aomori
  • 13. 特別講演『多職種連携で「診切る」関節性肺疾患の診療』2022年7月8日:OFEV Web Conference
  • 14. 特別講演『間質性肺疾患の診断と治療〜covid-19後肺線維症も含めて〜』2022年8月29日:栗原市医師会講演会 栗原地区呼吸器疾患講演会
  • 15. 2022年8月31日:IPマネジメントを考える in 福島(Web)司会
  • 16. 特別講演『重症喘息治療における生物学的製剤(メポリズマブ)の位置づけ』2022年9月7日:GSK Severe Asthma Seminar
  • 17. 特別講演『一般外来に潜む、労働者における呼吸器治療の注意点〜COPD治療最新の話題〜』2022年9月10日:相双地区呼吸器疾患セミナー
  • 18. 特別講演『喘息のトリプル治療における早期導入の意義』2022年9月26日:福島テリルジーWeb講演会
  • 19. 特別講演『間質性肺炎診療における抗線維化薬導入のタイミング』2022年10月1日:第2回日本びまん性肺疾患研究会 ランチョンセミナー2
  • 20. 2022年10月1日:第2回日本びまん性肺疾患研究会 一般口演8座長
  • 21. 特別講演『間質性肺炎診療における診断・治療介入のポイントー臨床データの解釈と扱い方―』2022年10月12日:星陵 ILD Seminar
  • 22. 特別講演『特発性肺線維症の早期診断と抗線維化薬の早期治療介入の必要性』2022年10月15日:第89回日本呼吸器学会・日本結核 非結核性抗酸菌症学会 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会 九州支部 秋季学術講演会 スポンサードセミナー8
  • 23. 特別講演『IPFを含むPF−ILDにおける抗線維化薬の適応と実際』2022年10月19日;第8回 IP座談会(ハイブリッド)
  • 24. 特別講演『喘息治療におけるトリプル吸入への期待―Treatable traitsアプローチとはー』2022年10月26日:郡山喘息フォーラム
  • 25. 2022年10月29日:第23回東京びまん性肺疾患研究会 司会・講演 家族性間質性肺炎
  • 26. 特別講演『多職種連携で「診切る」間質性肺疾患の診療』2022年11月1日:間質性肺炎チーム医療セミナー(Web開催)
  • 27. 2022年11月4日:第38回がん治療懇話会 一般演題座長
  • 28. 特別講演『多職種連携で「診切る」間質性肺疾患の診療』2022年11月18日:間質性肺疾患Web Seminar
  • 29. 特別講演『間質性肺炎』2022年11月11日:第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
  • 30. 2022年11月11日:第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 一般口演1座長 
  • 31. 特別講演『多職種連携で支える間質性肺炎診療―当センターでの診療の実績―』2022年11月12日:第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 コーヒーブレイクセミナー
  • 32. 特別講演『ILD診療に多職種連携が何故必要なのか?〜必要な背景/理由と坪井病院での取り組み〜』2022年12月4日:多職種連携セミナー2022
  • 33. 特別講演『間質性肺炎の心血管系合併症対策』2022年12月5日:心肺連携セミナー in福島
  • 34. 特別講演『重症喘息治療における生物学的製剤(ファセンラⓇ)の位置づけ』2022年12月8日:第20回練馬呼吸器研究会
  • 35. 特別講演『IPF診療における治療介入のタイミングー多職種連携の役割―』2022年12月14日:ILD Web Conference
  • 36. 特別講演『間質性肺炎診療における抗線維化薬導入のタイミング』2022年12月17日:第31回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会 ランチョンセミナー6


謝辞:
 末筆ではありますが、現在のMDDカンファレンスを支えていただいております地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院臨床病理科部長の蛇澤 晶先生,公益財団法人結核予防会複十字病院放射線診断科部長の黒ア 敦子先生に心より感謝申し上げます。