日本呼吸器学会東北地方会主催にて「肺の日」市民公開講座が7月23日(土)にビッグパレットふくしまで開催され、約270名の方がご来場されました。
日本呼吸器学会では、毎年8月1日を「肺の日」と定め、一般市民の方々に呼吸器疾患についての最新の情報を伝え、病気の予防や治療のための啓発活動を実施しております。
近年、高齢化が進み、COPDや肺癌をはじめとする呼吸器疾患は著しい増加傾向にあり、特に福島県では東日本大震災以降、喫煙率が全国1位となり、県民の皆さまには肺の病気、予防、治療について正しく知っていただくとともに、禁煙について意識の向上を目的に開催されました。
当院の理事長で日本呼吸器学会評議員の坪井永保先生が「肺の病気と症状と検査そして薬のお話〜大変なことにならないために〜」の演題で、肺の病気の症状とその伝え方や、実際にあった笑えないエピソードを交えCOPDや睡眠時無呼吸と特徴や治療を解説し、原口秀司院長は「みんなでがん検診を受けよう!〜がん検診はご利益があります〜」の演題で、がんの現状を踏まえ、なぜがん検診にご利益あるのかを解説しました。
講演以外にも肺年齢測定、医療相談、パネル展示、座って出来る呼吸体操などのコーナーを設け、肺の病気予防や治療の啓発活動を行いました。
郡山出身のピアニスト向山良作さんと奥さまのチェリスト榊原彩さん、声楽家原口あゆみさんとピアニスト倉本洋子さんによるコンサートも開催されました。
来年は坪井病院主催にて「肺の日」のイベントを行いますので、一緒に肺の健康について考えてみませんか?
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