坪井病院のグリーフケアについて教えて下さい。
 人を看取るということは、最後の最後まで患者さん・ご家族に寄り添い続けることです。患者さんのQODD (quality of death and dying )の向上を目指し、「死」-「人生」の集大成に立ち会えることに、誇りと喜びを感じて、「癒し」、「癒される」ことを願っています。実際には当院のホスピス(病棟)において、ご遺族に対しお手紙でグリーフケアを行っております。それは愛する人が亡くなった場所に再び訪れたくないという方もいらっしゃるからです。返信をいただいた中には辛かった心情や癒されたケアに感謝の気持ちが綴られています。
 また亡くなってからのご遺族の直接的なケア(がん相談外来にて対応)も大切ですが、死直前のケアが重要であると考えています。死の直前の数分間において「苦しまず」満足した死を迎える事が、今までの包括的がん医療全体の評価となり、かつグリーフケアの一助になると思われます。満足していただける緩和医療・ホスピスケアを提供することは、最も大切なことと認識しております。