「腫瘍精神科」という診療科はがんの告知が一般的になった1970年代ごろから発展してきた比較的新しい分野です。
病気を抱えることは大きなストレスであり、多くの方が心の辛さを経験されます。人生そのものが脅かされたと感じる方も少なくありません。
その結果として多くの方が、眠れない、不安が強い、誰かに話をしたい、といった辛さを、診断された直後や治療中、治療後のあらゆる時期に経験します。治療や生活にはエネルギーが必要です。心の辛さを和らげることは、エネルギーを溜めたり、回復したりする上で欠かせないことです。腫瘍精神科は皆様が病気とうまく付き合うためのお手伝いをさせていただきます。