来院される方へ

スタッフ紹介

氏名・役職 専門領域 認定医・専門医等
坪井 永保
(理事長)
呼吸器内科一般
慢性呼吸器疾患
COPD
呼吸リハビリテーション・運動療法
日本内科学会認定医・指導医
日本呼吸器学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会呼吸ケア指導医
杉野 圭史
(副院長兼呼吸器科部長)
呼吸器内科一般
間質性肺炎
日本内科学会認定医・指導医
日本呼吸器学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
日本感染症学会専門医
安藤 真弘
(副院長兼化学療法部部長)
呼吸器内科一般
肺癌の化学療法
日本内科学会認定医
日本呼吸器学会専門医
小野 紘貴
(呼吸器内科医長)
呼吸器内科一般
間質性肺炎
日本内科学会認定医
日本呼吸器学会専門医
がん治療認定医
斎藤 美加子
(呼吸器内科医員)
呼吸器内科一般

はじめに

 当院は、前理事長の坪井榮孝先生が昭和52年(1977年)にがん専門病院として102床の坪井病院を開設。平成2年(1990年)に18床の緩和病棟、平成15年(2003年)には地域がん診療連携拠点病院の指定を受けました。また同年には内視鏡センターを開設。平成19年(2007年)には、現理事長である坪井永保先生のもと、リハビリテーションセンターを開設し、現在230床の呼吸器疾患診療を中心とした郡山市の中核病院の一つとなっています。急性期から慢性期まで幅広い診療をおこなっており、リハビリテーション科と連携して、重症度を問わず早期から積極的なリハビリ介入を行っています。その結果、在宅および外来リハビリテーションの移行率が非常に高く、実施臨床においても大きなサポート役となっています。
 また、2020年10月より、非がん患者さんにも提供できる緩和医療をコンセプトに、非がん緩和病床を開設しました。当院では、2018年1月より福島県初の間質性肺炎・肺線維症センターを開設し、年間150名ほどの患者さんが紹介されており、現在までに500名を超える患者さんの診療を行っています。慢性的な呼吸器疾患、なかでも間質性肺炎は、薬物治療の効果が少なく、慢性進行性に悪化する場合があり、強い息切れのため日常生活が大きく障害されます。こうした患者さんを最期まで『診切る』病院は全国でも数少なく、当院の間質性肺炎・肺線維症センターと非がん緩和病床との連携を実現させています。
 研究面でも大学病院との共同研究、国内外の学会活動も積極的に行っています。2020年度からは難病性疾患政策研究事業びまん性肺疾患に関する調査研究班(須田班)にも所属し、間質性肺炎の免疫調査、新薬における臨床試験にも積極的に参加しています。


当科における呼吸器診療の特徴

 当科では、間質性肺炎治療に最も力を注いでいます。間質性肺炎・肺線維症センターは医師2名、看護師5名、理学療法士1名、作業療法士1名、薬剤師1名、臨床検査技師1名、歯科衛生士1名、ソーシャルワーカー1名、管理栄養士1名から構成されており、当院では間質性肺炎患者さんが精査あるいは治療目的で入院されると、各部署の専任担当者を中心に一連の業務に当たり、迅速かつ適切な診療を可能にしています。
 その他、呼吸リハビリテーションを重視しており、センターミーティングや院内カンファレンス等を通じて、該当する患者さんへの適切なタイミングで呼吸リハビリテーションができるように努めています。
 福島県立医科大学や連携病院から呼吸器内科診療、中でも間質性肺炎を学びに医学生や若手の先生方が来ており、一期一会を大切にしてその醍醐味を経験してもらっています。


当科の実績

 年間延べ1200名程度の患者さんが当科に入院されます。疾患内訳としては、肺がんが全体の約50%と最も多いですが、次いで約30%は間質性肺炎となっています(図1)。さらに年間約150名の新規の間質性肺炎の患者さんが当センターに来院されています。間質性肺炎の種類としては、IPFが55%と最も多く、次いでリウマチ・膠原病を合併した間質性肺炎や希少疾患と言われるような肺胞蛋白症や難治性気道疾患(びまん性汎細気管支援、閉塞性細気管支援)なども紹介されています。
また、紹介元エリア別では、郡山市内が約半数を占めるものの、市外あるいは県外からも多くの患者さんを紹介していただいております。(図3)

図1 2019年
図1 2020年
図2 疾患別内訳
図3 紹介元エリア別

当院における気管支鏡検査

EBUS-TBNA
(超音波気管支鏡下リンパ節穿刺法)
10件
EBUS-GS
(ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法)
132件
TBLB
(経気管支肺生検)
31件
BAL
(気管支肺胞洗浄)
73件
BF
(内腔観察のみ)
27件

当院における胸腔鏡下肺生検

 2017年5月から2020年12月までに514名の新規の間質性肺炎患者が当センターに来院され、そのうち104名でVAST下肺生検を施行しております。
間質性肺炎診療においても最も大事なことは、可能な時期に徹底的に精査を行い、確定診断にこだわることです。時に生涯にわたって治療を継続しなければならず、患者さんにとっても、我々医師にとっても、ぶれない治療方針は大変重要な点となります。


論文・学会業績

リンク


呼吸器内科医師募集

 間質性肺炎 (IP)診療に興味のある医師であれば、どなたでも募集します。実践的なIP診療を学びながら、必要であれば内科および呼吸器専門医資格取得なども可能です。IPのボリュームセンターならではの豊富な症例を経験し、実臨床に直結するノウハウを学ぶことができることが最大の強みです。
 間質性肺炎診療においては、IPの診断に精通した臨床医、放射線画像診断医、病理医による集学的検討 (multidisciplinary discussion; MDD)が重要ですが、当院ではIP専門医を育成するにあたり、一人の臨床医が臨床面だけでなく、画像および病理学的な知識やアプローチを学ぶことを重要視しています。定期的なMDDだけに頼ることなく、IP専門医としてどこに出て行っても胸を張れる医師を育成したいと思います。
 なお、出向期間中は、当院の職員として従事していただき、給料体系は当院の規定に準じます。具体的なご相談窓口は、当院財団事務局で対応いたします。

 
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