当院の特色

坪井病院 非がん緩和ケア病床開設
非がん患者さんへの緩和医療の提供を目指して

一般財団法人慈山会医学研究所付属坪井病院
副院長 杉野 圭史



1. 非がん緩和ケア病床開設にあたり
 当院は、平成2年(1990年)に18床のホスピス病棟が厚生省の認可を受けて以来、がん患者さんへの緩和医療に力を注いできました。現在は、呼吸器疾患診療を中心とした郡山市の中核病院の一つとなっています。また、2020年10月より、 非がん患者さんにも提供できる緩和医療 をコンセプトに、非がん緩和ケア病床を開設しました。
 当院では、2018年1月より福島県初の間質性肺炎・肺線維症センターを開設し、年間150名ほどの患者さんが紹介されており、現在までに500名を超える患者さんの診療を行っています。慢性的な呼吸器疾患、中でも間質性肺炎は、薬物治療の効果が少なく、慢性進行性に悪化する場合があり、強い息切れのために日常生活が大きく障害されます。こうした患者さんを 最期まで『診切る』病院 は、全国でも数少なく、当院の間質性肺炎・肺線維症センターと非がん緩和ケア病床との連携を実現させています。


2. 当院の非がん緩和ケア病床の特色

図1

医師
杉野圭史、小野紘貴、横須賀響子

看護部
熊谷幸枝、佐藤 望、竹山美幸、蜿タ真紀、影山としえ、小石澤ゆかり、戸室真理子、塩澤みよ子、三森沙織

リハビリテーション
馬上修一、佐々木貴義

薬剤部
渡邉紘章

栄養部
古川紗香

相談室支援センター
星美加

非常勤
神谷浩平、坂寄健